DNE解読装置シーケンサーが飛躍的に向上 - 気になる商品を調べました

次世代シーケンサーと呼ばれるDNA解読装置が
飛躍的な性能向上をしているそうです。日経新聞引用

個人の体質にあった医療の実現のために必要になってくるのが
DNA解読装置。人間のすべてのDNAを読み解くスピードが向上し、
コストも１０年前の１万分の１以下に下がったとのこと。

処方箋でも患者ごと副作用のない有効な薬を選択できるようです。

人のゲノムの違いは0.1％と言われていてそのわずかな違いで
肥満やガンになりやすさといった個人の特徴や体質などを
決めているそうです。

今現在、ガンや糖尿病など国民病といえる病気から難病にいたるまで
ゲノムを解析して原因遺伝子などを突き止め、治療に役立てる研究を
進めているとのこと。

同じ病気でも人や進行度によって原因遺伝子が異なり、その違いによって
薬の効果や副作用の出方が異なる。

そんな中、一番進んでいるのがガンの分野。

国立がん研究センターなどは
300人の肝臓がん患者のゲノムを解読したとのこと。

異常が起きた遺伝子で、肝臓がんを6つのタイプに分類に成功。
分子標的薬と呼ばれる抗がん剤を開発につながるとの期待。

遺伝子の違いによるガンのタイプ分けが進めば、個人にあった
がん治療法の開発に道がひらける。

国立がん研究センター中央病院では
1月から患者のゲノムを利用したゲノム診療を始め、
標準的ながん治療が効かなくなった患者の遺伝子を検索し、
臨床試験中の薬剤の選択などに生かしていくとのこと。